病気かもしれない。いらん事言いたくなる。
僕は本当に病気かと思うくらい、いらんことを言う人間です。
要するに空気が読めない人間です。
小中学生の頃よりはだいぶ収まってきましたが、
今でも「お前って本当に空気読めねえよな」とよく言われます。
気をつけてる分、それを言われると、余計悔しいです。
僕が空気の読めない発言をするときは2種類あります。
ひとつは、場の雰囲気がよくわからず、突拍子もない言葉を口にしたとき。
もうひとつは、その場では言ってはいけない言葉を口にし、場をしらけさせる時。
小学生の時は言ってはいけない言葉があるという事をまだ自覚できていませんでした。
たとえば、小学校の4年生の時。地元のスポーツ少年団に所属していた僕は、ある日ソフトボール大会があり、その日の僕のチームは3チームに負けてしまいました。その打ち上げで、監督が音頭をとり、
「今日はおつかれさん!悔しかったけど、みんなようがんばったと思う!乾杯!!」
とグラスを掲げたときに、僕がすかさず、
「試合は大完敗〜〜〜!!!」
と叫んだ所、みんなは笑っていたのですが、
監督だけは僕の首を本気で締め上げてきました。
そのくらい、思いついたら駄目な事でも言ってしまうタイプなのです。
しかし、僕が本気で反省したときもありました。
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今でも痛烈に覚えているのは、小学校5年生の時。
避難訓練のため、5時間目の途中で非常ベルが鳴りました。この日は火災が起こった想定での訓練で、廊下中に無害の煙を巻いてよりリアリティを出していました。
訓練が終わり、クラスの終わりの会で、みんな今日の訓練の感想を手を挙げて発表しました。
僕は何人かが発表したあと、手を挙げこう言いました。
「いや〜、今日のバルサンはいつもより効き目が強かったですね〜! ゴキブリもめっちゃ死んだと思います!」
シーーーーーーーーーン…。
そうです。
クソ滑ったのです…。
当時、クラスで人気者だった僕は、今回の発表はドッカーーーーンと大爆笑をとる自信がありました。しかし、運動場で下級生が下校する騒ぎ声と、どこからともなく鳴り響く、鉄棒の「キーーーン」という音がより寒さを際立たせました。
そして、ある子が一言、
「テクノ君、避難訓練なんやけん、まじめにしようや」
僕は一気に顔が真っ赤にありました。
それに追い打ちをかけるように先生が
「まあまあ、テクノ君もまじめに言った訳やないけんねえ。先生は心の中で笑ったよ」
やめてくれ!
やめてくれ!!
やめてくれ!!!
滑ったよ! ああ、滑ったよ!!!
死にたい死にたい死にたい!!!!
その日は誰よりも先に帰る準備をし、一目散にダッシュで帰りました。
帰る途中、こんな発言をしてしまった事で、実際に火災で亡くなった人に申し訳ないと思い、
と唱えながら帰りました。
小5の僕には、渾身のギャグが滑った事と火災で亡くなった幽霊が僕を呪ってくるのではないかという不安が代わる代わる頭の中を駆け巡り、その夜はなかなか眠れませんでした。
なんで、あんなことを言ってしまったんだろう?
あの時に戻って、全てをやり直したい!
僕は夜通しそう思いました。
しかし、小学生の僕にはそんな事など、翌日にはけろっと忘れてしまいます。
そうした失敗が25年もの間、ずーーーっと続いているのです。
まったく反省しない僕の元にそろそろ火災で死んだ人の幽霊が僕を襲って来るのかもしれません。
そうなる前に、きちんと空気を読んだ発言ができる大人になろうと思っております。
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