【糞ビッチ】女子高生二人との甘い学生生活と挫折
はい、テクノ和尚です。
前回の続きです。
中2の春、モテ期が来ていたボクは、学校イチのアイドルでした。(自称)
しかし、そんなアイドルブームも長くは続かず、2ヶ月後には
ごく普通の男子生徒と同じ扱いを受けるようになりました。
そんな中、ずっとボクをアイドルの感じで接してくれていた女子たちがいました。
それがS原さんとK沢さん。
S原さんは髪をツインテールにし、どことなく水川あさみ似な感じ。K沢さんはショートヘアーで基本ハイテンションですが、S原さんよりは大人しく、性格が良さそうで、どことなく広末涼子に似ていました。
彼女たちは同じクラスではありませんでしたが、
ボクとすれ違うたびに、
「キャアアアアアアア!!!!
テクノくうううううううん!!!!!」
と手を振ってくれます。
そして、ボクも満面の笑みで
「おはよおおおおおおおお!!!!!」
と、手を振り返していました。
ボクは、その日々が嬉しくて仕方なく、休み時間にはなるべく外に
出るようにして、二人とすれ違えるように必死でした。
その頃のボクは、
「きっと、二人ともボクの事が好きで、二人してボクを取り合っているんだ」
と、妄想していました。
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯学校・廊下
K沢「テクノ君は私が告白するのよ!!!」
S原「えーーー!ずるーーーい!!!私が先よ!!!私!!!!」
言い合いをしている二人。
ボク「うん?二人とも何を争っているんだい??」
二人に割って入るボク。顔を赤らめる二人。
K沢「あ…テクノくん…」
S原「あの…その…テクノくん…ずっと好きでした!!!」
頭を下げるS原。
ボク「えっ?」
K沢「ちょっと!!ずるーーーい!!!」
S原「付き合ってください!!!」
K沢「S原ちゃん!反則だよ!それ!!あたしだってテクノ君のこと好きなのに!!!」
ボク「えぇっ!!!」
K沢「きゃっ!ヤバい!!言っちゃった!!!」
頬に手を当て、目線を外すK沢。
ボク「いやあ…まいったなあ…」
S原「ねえ!テクノくん!!私とK沢ちゃんどっちが好きなのよ!!?」
ボクに詰め寄るS原。
ボク「(ドキッ)ええっ!!?」
K沢「そーよ!はっきりしてよね!!」
K沢もボクに詰め寄る。
ボク「そんな事急に言われても…」
S原「わかった!じゃあ、目つむって!」
ボク「うん? なんで??」
S原「いいから!!!」
言われるがままに目をつむるボク。
両手に何かやわらかい感触。
いたたまれずに目を開けてしまうボク。
そこには
上半身裸になっている二人が
ボクの両手を自分たちの
胸に
押し付けている光景。
ボク「ちょっと!なにやってんの!!?ここ廊下だよ!!!」
S原「いいじゃん、誰も通ってないし」
K沢「ちょっと恥ずかしいんだから!早く決めなさいよ!!」
ボク「決めるって…なんのこと??」
S原「決まってるじゃない!私たちのどっちのハートが熱いかよ!」
K沢「私たち、テクノくんのことずっと想ってたんだよ…」
ボク「ず…ずっと?」
S原「そう…初めてあったときから…。あ…なんかカッコイイなって…」
K沢「私…恥ずかしいから、一回しか言わないよ…。初めてはテクノくんがいいなって…想ってたんだよ…ずうっと…」
ボク「初めてって…なんのこと…??」
S原「とぼけないでよ!熱いのはここだけじゃないんだぞ!」
テクノの両手を二人のスカートへと誘う。そこには熱く、湿りきった感触…。
テクノ
「ほんわああぁああああああぁああああぉおおあああああああああああああああああ」
THE END
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
…と、まあ、このような妄想を寝る前に、毎日新作を出しつづける日々を続けていました。
そんな中、秋祭りがありました。
祭りでは、おみこしを担ぎ上げ、地域の学生たちがわっしょいわっしょいのかけ声とともに町内を練り歩きます。
(以前、祭りの事を書いた記事がありましたが、アレです。)
アレ→【思い出】テクノ和尚、中2の青春!女子とニケツの甘酸っぱEPとは!?
そんな祭りの前日…、
例の痴女二人と廊下ですれ違いました。
いつものように、「おはよう!」と手をふると、
「おはよう」と手を振かえしてくれました。
しかし、いつもより元気がありません。
ボクが「なに?いつもより元気ないねえ」と聞き返すと、S原さんが
「あの…テクノくん…ちょっとお願いしたい事があるんだけど…」
と、言われました。
「え?なに??」
と聞き返すと、
「ちょっと、昼休み、体育館裏に来て」
とまたS原さんに言われました。
そしてボクは二人と別れ、教室に戻りました。
きた…
時は来た…
キタ…
キタキタ…
キタキタキタキタキタ!!!!
キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !!! キタ━━ヽ(゚ω゚)ノ━━!! キタ-----(゚∀゚)-----キタ(・∀・)コレ!! (゜∀゜)キター!!!!|艸`)キタヨ||´艸`)キタヨ| |( *´艸`)キチャッタヨ♪キタキタ━―━*1━―━!! キタ━━━ヽ(`・ω´・(`・ω´・(`・ω´・ )ノ━━━!!!キター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!! キタ━━━━ヽ(☆∀☆ )ノ━━━━!!!!
最高の高揚を覚えました…。
ついにキタのです…。
「昼休み」
「体育館裏」
「痴女二人」
条件はそろっています…。
この「お願い」というのは、
200%!!!
告白。
なのです!!!!!!
二人の感じから把握するに、S原さんが一方的に喋って、K沢さんは喋ってなかった…。
ということは、S原がボクらの仲介役で、K沢が告ってくる!!!!
はたまた、二人ともボクが好きで、何らかの勝負をし、告白の権利をS原さんが勝ち取り、S原さんはK沢さんはただ嫉妬してしていて喋らなかったパターンも想定されます。
どのようなパターンであっても、
大当たり!!!
確率変動!!!!
玉はジャラジャラ!!!
ドル箱、ドン!
ドン!!
ドーーーーーーーーン!!!!!!!!
てな感じで、当確間違い無しでした。
S原さんとK沢さん…。
二人ともかわいいし、ボクはどちらと付き合う事になってもかまいませんでした。
いや、いっその事、二人とも公認の上で二股し、
月・水・金はS原さん。
火・木・土はK沢さん。
日曜日は二人ともとデート
という、ゴミ出しのような計画も立て、
その日の昼休みまではノートにぎっしりとデートプランを埋めて過ごしました。
そして、昼休み。
体育館裏へ顔を出すと、そこには淫乱二人の姿が!!!
落ち着け…テクノ…。
深呼吸だ…。
告白を受けるのが初めてだったボクは、呼吸を整え、二人の元へ行きました。
ボク「うっす」
S原「あ、テクノくん!」
ボク「なんだい?話って??」
(うわ〜、このセリフ言ってみたかったんだよな〜〜〜)
すると、S原さんが間髪を入れず、
「宮本先輩の写真撮って」
………。
…うん????
ボクにはよく聞き取れませんでした。
「宮本先輩???」
「写真???」
「撮って???」
(告白の言い回しにしては遠すぎるなあ。宮本先輩というのは、ボクと同じバスケ部で、家もボクんちの近所で、よく部活帰りで一緒に帰っている先輩。その先輩の名前がどうしてボクへの告白のシーンで出てくるのかなあ)
(約1.2秒)
そして、続けてK沢さんが
「明日、お祭りだよね?テクノくん、宮本先輩と同じ地域でしょ?
だから撮って」
………。(約0.5秒)
テクノ「いいよ!!!!!」
二人「やったああああああああ!!!!」
S原「じゃあ、これカメラ!もうフィルム終わるまで、全部宮本先輩だけ撮ってくれればいいから!!!」
ボクに『写るんです』カメラを渡すS原。
K沢「ありがとう!じゃあね!テクノくん!いい写真期待してるよ!!!」
走り去って行く二人。
取り残されるボク。
………。
気がついたらボクの手には『写るんです』がありませんでした。
下校中、振りかぶって田んぼに『なにか』を投げた事は覚えているのですが、
その『なにか』が未だになんだったのかはわかりません。
お祭りの日、ちょっとした色恋沙汰があったのですが、それも撃沈。
色恋沙汰→【思い出】テクノ和尚、中2の青春!女子とニケツの甘酸っぱEPとは!?
もう、女の子という生き物を信じられなくなりました。
ボクはなぜあそこで「いいよ」と言ってしまったのか、わかりません。
おそらく、要求を飲み、宮本先輩の写真を撮れば、喜んでくれて、いつか二人の心をゲットすることができるかもしれない…と、反射的に感じたのでしょう。
しかし、「いいよ」と言ってから約2秒後、
「そんなわけはない」
という、8文字の現実だけがボクの背中にずしんとのしかかってきました。
そして、気がついたら、『写るんです』を田んぼに投げていた。
ボクは最悪な人間です。
ただ、あの淫乱マザーファッカークソ痴女ビッチ二人はもっと最悪です。
後日、二人とすれ違うたびに
「ねえ、カメラは? 宮本先輩ちゃんと撮れた??」
と、聞かれるのですが、
「ああ、ばっちりよ! でも、カメラ家に忘れたわ! 今度持ってくるよ」
という言い訳を何度も繰り返し、そのうち二人に話しかける事もなくなりました。
やはり、そうだったのです。
色仕掛けで機嫌をとり、利用だけ利用する。そして、使えないヤツだとわかれば、一気に切り捨てる…。
ボクの女子への不信感はこの頃から始まったのかもしれません。
そして、ボクの女子に関するエピソードは、この頃はまだ
序章に過ぎませんでした。
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