自分をさらけ出すということ
ブログを書き始めて気づくことはたくさんあります。自分自身を見つめ直すこともできたように思います。
ブログの初期は自分の考えや自分の過去について書くことはありませんでした。
4コマ漫画が主なネタで、あくまで淡々とおもしろいと思うことだけを書いていく。そんな内容でした。
それは、恥ずかしいからというのもありますが、自分が決して面白い人間ではないと思っていたからです。会社をクビになり、人間性に関してダメだとはっきり決めつけていました。それに、自分の考えや過去の事など、誰も興味なんて持ってくれてないだろうと勝手に思って、極力文章もつけずに絵と写真だけで勝負していました。
自分をさらけ出すことはかっこ悪く、さらけ出さないのはカッコいい。その頃はそう思っていました。
しかし、4コマの評価はあまりいいものとは言えませんでした。初期は支持者が多少いらっしゃったものの、日が経つに連れクオリティも落ち、1年経つ頃には何が面白いことなのかもわからなくなってしまいました。
4コマのネタも思い浮かばなくなった頃、中学、高校生の頃に書いた漫画でも載せようかと思い押入れを探りました。するとそこに出てきたのが、高校生の頃に書いた映画評論のノート。
それは、今読むと笑えるのです。黒澤明監督の用心棒をけなし、何様かと思うほどに映画をボロクソに言っていました。ボクはこれだと思いました。
この青春時代の痛々しさは面白いぞ。と光が見えたのです。結果は今までボクの4コマをけなしまくってた友人が、あれは笑ったと言ってくれました。
「いやあ、あの頃は何にもわからずいろいろ言ってたなあ」
とボクが言うと、
「いや、今も対して変わらんで」
と返されました。
ボクはその時、ハッとしました。
ボクは今のままで充分、『イタい子』だと気づかされたのです。
イタい子は決して笑えるものではありません。しかし、見方を変えれば必ず面白いものにかわるはず!!
そうそこで確信したのです。
それからというものの、自分の小さい脳みそで自分なりの世の中や映画評を書き、自分の過去も洗いざらい公開するようになりました。
こうして、ボクの今のブログスタイルが形成されていったのです!!!
・・・とまあ、ここまでさも成功者のように語ってきましたが、昨日のボクの甘酸っぱい過去の思い出を披露したにも関わらず、閲覧者数はわずか9人でした。
どうなっとるんや!!!
おっぴろげ損やないかあああ!!!
どあほおおおおおおお!!!!!!
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