【映画「立候補」論(FINAL)】マック赤坂はまだ負けてすらいない理由
映画「立候補」論…ていうか、「マック赤坂」論!
2日に渡ってお送りしてきましたが、いよいよ今日が最後です。
ここからは、映画「立候補」のクライマックスについて書きます。
ネタバレになりますので、まだ観てない人はご注意ください…!
…。
な〜んて言ったって、僕のブログの閲覧してるのはいつも4、5人の身内だけなので、
こんなこと言ったって、どうせ観ねえんだろ?
おう? どうなんだ、お前ら?? オウゥ!!!???
ということで、クライマックス容赦なくネタバレさせます。
マック赤坂記事の初日で語ったのですが、彼には息子がいます。
息子は父親に反抗するがごとく、どこにでもいるような普通のメガネの山崎樹範、お兄さんです。しかし、ちょっと生意気そうな感じです。
マック赤坂の貿易会社を陰で支えているのは間違いなく息子です。
息子のやましげ(仮名)は映画内でのインタビューで
「父の考えている事はわかりません」
「父の選挙活動を手伝ったりはしません」
と父親を突き放すような話し方が印象的でした。
大阪府知事選で最下位の惨敗を味わったマックは懲りる事無く再び次の東京都知事選に立候補します。
そこでまた、秋葉原で行われた安倍晋三現首相の街頭応援演説に邪魔しようと、
いつものロールスロイスで現れます。
そして、今回の選挙ではなぜか交通整理として息子のやましげ(仮名)の姿が。
やましげは全くやる気があるように見えませんでした。気だるくマック赤坂が大音量を流している道路で誘導棒を振り回しているだけ。
秋葉原の観衆は安倍総理の話を聞きたくてたまらないので、ここでも
「マック帰れええええ」
「恥ずかしくないのかあああ」
と大ブーイングに合います。
ひたすら誰の心にも響かない言葉を言い続けるマック。観衆の鳴り止まないブーイングに困った感じの安倍たち。なぜか、不気味に笑っている秘書の桜井。
「うっせええんだよおおおおおおおおお前らあああああああああああ」
突然怒号が響き渡ります。
その声はなんと”やましげ”だったのです。
やましげ「お前ら、言いたい事があるんだったらなあああああ!選挙でてみろ!!!
立候補してみろよおおお!!!あああああああんんんん!!!!」
映画「GO」の窪塚洋介ばりに叫びながら観衆に近づいて行くやましげ。
観衆「お前らみたいなヤツが選挙に出るなんて恥ずかしいわああああ」
やましげ「言いたい事があるんなら選挙カーにのぼってみやがれええええええ!!!」
ばかやろおおおおおおおお!!!!!!!!」
やましげは心にずっとためていたのです。それが一気に爆発した瞬間でした。
映画を観ている我々視聴者は、ここまでマック赤坂に対する世間の風当たりの冷たさに憤りを感じていました。
その思いを代弁してくれるがごとく、今まで大人しかったやましげが、世間に対してブチギレるその姿に、感動します。
そんな息子のやましげの姿を見て、
マック赤坂「わーはっはっは!おもしろいなあ、人生は」
と、高笑いするのです。
父親の息子に対して熱いまなざしを向けるマック。
やましげは父親の事を少しは認めていた部分があったことをマックは目にし、微笑ましく思ったのでしょう。
そのシーンで、僕はこうも思いました。
マック赤坂は、たしかに大衆に生き恥をさらして笑われている。
しかし、マック自身は立候補もしない大衆に対してもっと笑っているのではないかと。
「言いたい事があるんなら、立候補してみろ!」
マック赤坂の思いは息子を通して言葉にできたのかもしれません。
映画「立候補」。
もっと語るべきシーンはたくさんありますが、一旦ここらで幕を降ろします。
この前の参議院選でマック赤坂は出馬から引退を表明したらしいのですが、彼は必ず復活すると思います。次の選挙でもまたスマイルセラピーを引っさげて、ロールスロイスで現れると思います。
そのときにまたこの続きを語ろうと思います。
そして、僕も
ネガティブからポジティブに!!!
マイナスからプラス!!!!!
に考え、がんばっていこうと思いました。
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